ケンタッキー よくばりセットを骨なしに変更できる?注文方法と注意点まとめ

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ケンタッキーの「よくばりセット」はその名の通り、バーガーもチキンもポテトも楽しめる夢のようなメニューですが、いざ食べるとなると「骨付き肉」の扱いに困ることってありますよね。特に仕事中のデスクランチや、車の中、あるいはスマホ片手に動画を見ながら食事をしたい時、あの油でギトギトになる手や、骨の処理は大きなハードルになります。「味は好きだけど、今は手を汚したくない…」そう思って注文を躊躇してしまった経験、私にも何度もあります。

骨付きチキンを食べるときの手の汚れ、骨のゴミ、運転中の食べにくさ、パソコン作業中の不便さを表すアイコン

そこで今回は、そんな悩みを解決すべく、よくばりセットの「骨なし」への変更ルールや、具体的な注文方法、さらには値段やカロリーの変動まで徹底的にリサーチしました。2025年最新の価格事情や、ランチタイムにお得に楽しむ裏技も交えて、ケンタッキーをストレスフリーに楽しむための情報をシェアします。

  • よくばりセットのチキンは店舗や状況次第で骨なしに変更が可能
  • 骨なしケンタッキーは胸肉使用でカロリーが低く、タイパ重視の食事に最適
  • ランチタイムの組み合わせや期間限定パックを活用するとコスパが向上する
  • 冷めてしまった骨なしチキンを劇的に美味しく復活させる温め方がある
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ケンタッキーのよくばりセットは骨なしに変更可能?

ボリューム満点のBOXメニューやセット内容は非常に魅力的ですが、セットに含まれる「オリジナルチキン」を「骨なしケンタッキー」に変更できれば、食べやすさが格段に向上します。まずは、ユーザーの皆さんが最も知りたい変更のルールや、骨なしチキン自体のスペック、価格やカロリーといった基礎知識について、私の実体験とリサーチ結果を交えて深掘り解説していきます。

骨なしに変更できるか解説

ケンタッキーのセットに含まれるオリジナルチキンは骨なしケンタッキーに無料で変更できることを示す図

結論から申し上げますと、ケンタッキーのセットメニューに含まれる「オリジナルチキン」は、ほとんどのケースで「骨なしケンタッキー」に変更することが可能です。

公式のメニュー表やアプリのオーダー画面では、基本的に「オリジナルチキン(骨付き)」がデフォルトで設定されているため、「セットだと選べないのかな?」と諦めてしまいがちです。しかし、実はケンタッキーにおいて「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」は、単品価格が同等(または非常に近い価格帯)であることから、現場の運用として「互換性のある商品」として扱われていることが多いのです。

「手を汚したくない」「骨の処理が面倒」「部位の当たり外れを気にしたくない」といった理由で変更を希望するユーザーは意外と多く、店員さんも慣れているリクエストの一つと言えます。

注文時の成功率を高める具体的なテクニック

変更が可能とはいえ、すべての注文方法でスムーズにいくわけではありません。私が長年の経験から導き出した「最も確実な注文方法」は、やはり有人レジのカウンターで直接店員さんに相談することです。

セルフレジやモバイルオーダー(ネット注文)は、システムやUIの仕様上、「チキンの種類変更」という細かいオプションボタンが表示されないことが多々あります。画面上で見つからないからといって「できない」と判断するのではなく、以下の手順を踏むのがベストです。

  • 有人レジの場合:注文の最初に「よくばりセットのチキンを、骨なしケンタッキーに変更できますか?」と明確に伝えます。ほとんどの場合、笑顔で「かしこまりました」と対応してもらえます。
  • セルフレジの場合:操作画面に変更オプションがない場合、無理に進めずに店員さんを呼ぶか、有人レジに並び直すのが確実です。
  • ドライブスルーの場合:マイクに向かって注文する際に、必ず変更の旨を伝えましょう。画面操作がない分、比較的スムーズに対応してもらえます。

有人レジ、ドライブスルー、セルフレジそれぞれでの骨なし変更の頼みやすさを比較した表

覚えておきたい魔法のフレーズ

「部位の指定はできませんが、骨なしへの変更なら可能です」と言われることが多いです。骨付きの部位(ドラムやサイなど)を指定するのは難しい場合でも、種類そのものを「骨なし」に変えるリクエストは通りやすい傾向にあります。

変更できない「例外パターン」にご注意

基本的には柔軟に対応してくれるケンタッキーですが、絶対に知っておきたい「変更不可」のルールやシチュエーションも存在します。レジで困らないよう、以下の3つのNGパターンは頭に入れておきましょう。

とりの日パックなどの固定商品、在庫切れ、骨なしから骨付きへの逆変更はできないことを示す注意書き

NGパターン 理由・解説
① 特定のパック商品 「とりの日パック(毎月28日)」や、すでに内容が固定されているキャンペーンパックなどは、構成比率が決まっているため変更できません。
② 在庫切れ・調理中 骨なしケンタッキーは胸肉を使用しており、調理時間が異なります。閉店間際やランチのピーク後など、タイミングによっては在庫がなく、揚がるまで20分以上待つか、変更を断念せざるを得ない場合があります。
③ 骨なしからの変更 逆に「骨なしケンタッキーセット」として販売されている商品のチキンを、「骨付き(オリジナルチキン)」に変更することは、原則としてできない場合が多いです。

特に、お得な「とりの日パック」に関しては、「ナゲットが入っているから骨なし要素はあるでしょ?」と思いがちですが、メインのオリジナルチキンを骨なしに変えることはルール上できません。あくまで「通常セット」や「BOXメニュー」でのカスタマイズとして覚えておいてください。

部位についての詳しいルールや、骨付きを頼む際の指定のコツについては、ケンタッキーの部位指定に関する解説記事でも詳しく紹介していますので、骨付き派の方や、部位の違いを知りたい方は合わせてご覧ください。

骨なしの部位と味の特徴

「骨なしチキンって、ナゲットみたいな成型肉じゃないの?」「胸肉だとパサパサしていそう…」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、現在の「骨なしケンタッキー」は、そうした先入観を良い意味で裏切ってくれる、驚くべき進化を遂げています。

オリジナルチキンには「サイ(腰)」や「リブ(あばら)」など5種類の部位があり、注文時にどの部位が当たるかわからない、いわゆる”部位ガチャ”の要素があります。脂の乗りや骨の多さに当たり外れを感じることもありますが、骨なしケンタッキーにはそうしたブレが一切ありません。

使用部位は「胸肉」だが、ただの胸肉ではない

骨なしケンタッキーには、一貫して「国内産鶏の胸肉」が使用されています。「胸肉=淡白でパサつく」という印象を持つ方も多いでしょう。しかし、KFCの店舗で調理される骨なしチキンは、独自のカット方法と圧力調理に近い火入れの技術によって、驚くほどしっとりと柔らかい食感に仕上げられています。

繊維が歯に挟まるような硬さはなく、噛むとホロリと解けるような肉質は、子供から年配の方まで安心して食べられる設計です。「いつ頼んでも同じクオリティ(オールミート)」が約束されている点は、安定を求める方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

オリジナルチキンの部位ガチャと、骨なしケンタッキーの安定した胸肉の品質を比較したイラスト

味付けは「伝統の11スパイス」をダイレクトに

味の決め手となるのは、もちろんカーネル・サンダース秘伝の「11種類のハーブ&スパイス」です。骨なしケンタッキーも、オリジナルチキンと全く同じ味付け、同じ調理プロセスを経て作られています。

実は、骨なしならではの味の利点もあります。それは、「スパイス感と塩味をより強く感じられる」という点です。

濃い味が好きな人におすすめ!

骨付き肉の場合、骨の周りなどスパイスが行き渡らない部分もありますが、骨なしは肉全体を衣が均一に包み込んでいます。そのため、一口目から最後まで、あの芳醇なスパイスの刺激と衣のサクサク感を均等に楽しむことができます。「オリジナルチキンより味が濃縮されていて好き」というコアなファンが多いのも納得の理由です。

骨なしケンタッキーの表面全体にハーブ&スパイスの衣が均一についていることを示す図解

「カーネルクリスピー」との決定的な違い

よく混同されがちなのが、サイドメニューの定番「カーネルクリスピー」です。両方とも骨がないため見た目は似ていますが、中身は全くの別物です。

骨なしケンタッキー(胸肉・スパイス味)とカーネルクリスピー(ササミ・にんにく醤油味)の見た目と特徴の比較

比較項目 骨なしケンタッキー カーネルクリスピー
使用部位 鶏胸肉(一枚肉) 鶏ササミ
味付け 11種類のハーブ&スパイス

(オリジナルチキンと同じ味)

にんにく醤油風味
衣の食感 しっとり&薄衣 天ぷらのようなサクサク厚衣

「いつものケンタッキーの味」で満腹になりたいなら、迷わず「骨なしケンタッキー」を選んでください。クリスピーはおやつ感覚のスナックですが、骨なしケンタッキーはあくまで「メインディッシュ」としての満足感があります。

最大の武器は「圧倒的なストレスフリー」

そして何よりのメリットは、その「食べやすさ」に尽きます。

骨の周りの肉をきれいに食べるために指を汚したり、軟骨を噛んでしまって驚いたりするストレスが一切ありません。端から端までガブリといける快感は、骨なしならではの特権です。

  • ビジネスマン:PCや書類を広げながらのデスクランチでも、手や服を汚すリスクが低い。
  • ドライバー:車内での休憩中、片手で食べられ、骨のゴミが出ないので臭いも残りにくい。
  • 女性の方:大きな口を開けて骨にかぶりつく必要がなく、ネイルをしていても指先が汚れないためスマートに食事を楽しめる。

このように、現代の忙しいライフスタイルにおいて、骨なしケンタッキーは「美味しさ」と「効率」を両立させた、非常に合理的な選択肢と言えるのです。

オフィスで仕事中、運転中、ネイルをしている女性など、骨なしチキンなら手を汚さずに食べられるシーンのイラスト

セットの値段や価格の目安

2025年現在、原材料費やエネルギーコストの上昇に伴い、外食産業全体の価格設定が見直されています。ケンタッキーも例外ではありませんが、それでも「よくばりセット(正式名称:ケンタッキーバーガーBOXなど)」は、単品で買い揃えるよりも圧倒的にコストパフォーマンスが高いメニューとして健在です。

ここでは、代表的なセットメニューの最新価格帯と、骨なしに変更した場合のコストメリットについて、数字を交えて具体的に解説します。

【2025年版】主要BOXメニューの価格一覧

「よくばりセット」として親しまれているBOXメニューは、選択するメインのバーガーによって価格が変動します。現在の店頭価格の目安は以下の通りです。

メニュー名 セット内容 価格目安(税込)
チキンフィレバーガーBOX バーガー

骨なしケンタッキー

(またはオリジナルチキン)

ポテト(S)

ビスケット

ドリンク(M)

1,150円〜
和風チキンカツバーガーBOX 1,150円〜
辛口チキンフィレバーガーBOX 1,250円〜
チーズチキンフィレバーガーBOX 1,250円〜

ここで特筆すべきは、「骨なしケンタッキー」に変更しても追加料金が一切かからないという点です。

他チェーン店では、パティや具材を変更・追加すると+50円〜100円のチャージがかかることが一般的ですが、ケンタッキーでは「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」の単品価格がほぼ同等(約310円前後)に設定されているため、無料で好みのスタイルを選べるのです。

単品積み上げ価格との比較シミュレーション

「1,200円ってランチにしては少し高いかも?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、中身を単品価格で積み上げて計算してみると、その驚異的な割引率が見えてきます。

最もベーシックな「チキンフィレバーガーBOX」を例に、実際に計算してみましょう。

内訳アイテム 単品価格目安 小計
チキンフィレバーガー 450円 単品合計

約1,640円

骨なしケンタッキー 310円
ポテト(S) 290円
ビスケット 290円
ドリンク(M) 300円
BOXセット価格:約1,150円

差額:約490円お得!

なんと、普通に買うよりも約500円近く安くなる計算です。これは実質、バーガー1個分以上がタダになっているようなもの。

チキンフィレバーガーBOXを単品で積み上げた価格とセット価格を比較し、約490円お得になることを示した計算式

「骨なしチキンも食べたい、でもポテトもビスケットも捨てがたい…」というワガママな願いを叶えつつ、お財布へのダメージを最小限に抑えられるのが、このBOXメニュー最大の魅力と言えます。「骨なしへの変更は無料」という権利をフル活用して、賢く得しちゃいましょう。

販売期間はいつまでか

「このお得なセット、いつまで食べられるの?」というのは、期間限定メニューが多いケンタッキーにおいて非常に重要な問題です。「よくばりセット」という言葉で検索されることが多いですが、実はこれ、ケンタッキーの商品群では大きく2つのカテゴリーに分けられます。

それぞれの販売サイクルを知っておくことで、「気付いたら終わっていた…」という悲劇を回避できますよ。

1. いつでも頼める「通年販売」のBOX

まず安心してください。以下の定番バーガーをメインとしたBOXメニューは、レギュラーメニューとして一年中いつでも注文可能です。

  • チキンフィレバーガーBOX
  • 和風チキンカツバーガーBOX
  • ペッパーマヨツイスターBOX など

これらは期間を気にせず、いつでも「骨なしケンタッキー」に変更して楽しむことができます。私が「今日はガッツリ食べたい!」と思った時にいつでも頼れる頼もしい存在です。

2. 要注意!「期間限定」のイベントBOX

一方で、皆さんがCMなどで見て「食べたい!」と思うような季節限定バーガー(例:月見、チーズにおぼれる、辛口系など)を含むBOXは、販売期間が非常にシビアです。

これまでの傾向や2025年のスケジュール感から分析すると、期間限定セットの販売サイクルは以下のようになっています。

季節・イベント 販売期間の目安 早期終了リスク
新春・冬(1月〜2月) チーズ系バーガー

(約1ヶ月〜1.5ヶ月)

春・GW(3月〜5月) カツ系・てりやき系

(約1ヶ月強)

夏(7月〜8月) レッドホット系

(約1.5ヶ月〜2ヶ月)

高(大人気)
秋(9月〜10月) とろ〜り月見系

(約1ヶ月〜1.5ヶ月)

特大(毎年争奪戦)

基本的には「発売から約1ヶ月〜1ヶ月半」が寿命だと考えてください。次のキャンペーンが始まると同時に、前のメニューはメニュー表から姿を消します。

「売り切れ」の予兆を見逃さないために

特に注意が必要なのは、公式の終了予定日よりも前に販売が終わってしまう「数量限定による早期終了」です。

「店舗在庫がなくなり次第終了」の真実

ケンタッキーの限定メニューは、店舗ごとに割り当てられた資材(専用バンズやソース)が尽きた時点で、そのお店での販売は終了します。「公式サイトにはまだ載っているのに、近所の店ではもう売っていなかった」という現象が頻発するのはこのためです。

特に「月見」シリーズや「レッドホットチキン」などが絡むセットは、発売開始から2週間ほどで夕方の売り切れが出始め、3週間目には販売終了する店舗も珍しくありません。

「いつまで売っているか」を気にするよりも、「CMを見かけたらその週末に行く」くらいのスピード感が、ケンタッキーの限定よくばりセットを確実に楽しむための鉄則です。

カロリーの違いをチェック

「ボリューム満点のセットをお腹いっぱい食べたい…でも、食べた後の体重計が怖い」

そんな葛藤を抱えながらレジに並ぶのは、私だけではないはずです。揚げ物×炭水化物という背徳の組み合わせこそがケンタッキーの魅力ですが、実はセット内のオリジナルチキンを「骨なし」に変更するだけで、満足感を損なわずにカロリーを賢くカットできるのをご存知でしょうか。

ここでは、具体的な数値を見ながら、骨なし変更がどれくらいダイエットや体型維持に有利なのかを検証してみましょう。

オリジナル vs 骨なし:決定的な46kcalの差

ケンタッキーの看板商品であるオリジナルチキンは、ジューシーで美味しい反面、やはりカロリーもそれなりに高めです。一方、胸肉を使用した骨なしケンタッキーは、揚げ物でありながら驚くほどヘルシーな数値に抑えられています。

比較項目(1ピースあたり) オリジナルチキン

(平均値)

骨なしケンタッキー 差分
エネルギー 237kcal 191kcal −46kcal
脂質 14.7g 10.8g −3.9g
炭水化物 7.9g 10.1g +2.2g

数値だけ見ると「たった46kcal?」と思うかもしれませんが、これは「ウォーキング約15分〜20分相当」の消費カロリーに匹敵します。また、脂質が約4gも低いという点は、消化への負担を減らすという意味でも大きなメリットです。

さらに重要なのが、オリジナルチキン特有の「部位によるカロリー格差」を回避できる点です。オリジナルチキンの場合、脂の乗った「サイ(腰)」が当たるとカロリーは平均よりも跳ね上がります(約280kcal前後になることも)。骨なしケンタッキーなら、常に安定して191kcal前後計算できるため、カロリー管理が非常にしやすくなります。

オリジナルチキンを骨なしに変更し、ドリンクを無糖に変えることで合計約200kcalカットできることを示す図

セット全体で罪悪感を消す「調整テクニック」

よくばりセット(バーガーBOXなど)は、そのまま食べると総カロリーが1,000kcal〜1,200kcalに達することもあります。しかし、チキンの変更と合わせて「ドリンク選び」を工夫することで、セットの満足度はそのままに、トータルカロリーを大幅に抑えることが可能です。

おすすめの組み合わせ例

  • チキン:オリジナル → 骨なしに変更(約-46kcal)
  • ドリンク:コーラ(M) → 烏龍茶やアイスティー(無糖)に変更(約-140kcal)

この2つを実践するだけで、合計約200kcal近くもカットできます!これなら、デザートのビスケットを食べる罪悪感も少しは薄れますよね。

正確な情報は公式サイトで確認を

なお、これらの数値は標準的な重量に基づく目安です。ケンタッキーフライドチキンでは、商品の改良や時期によって栄養成分が更新されることがあります。アレルギー情報や塩分量など、より厳密なデータが必要な方は、必ず公式サイトの最新情報を参照してください。

(出典:日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社『栄養成分・アレルゲン情報』)

「食べるのを我慢する」のではなく、「選び方を変える」。これこそが、ケンタッキーを長く健康的に楽しみ続けるための秘訣です。

ケンタッキーのよくばりセットを骨なしで楽しむ方法

骨なしへの変更ができると分かったところで、ここからはさらに一歩踏み込んで、ケンタッキーをより賢く、より美味しく楽しむための実践的なテクニックをご紹介します。ランチタイムの活用法から、意外と知られていないパックメニュー、そして冷めてしまった時の復活術まで、知っておくと得する情報ばかりです。

ランチタイムの活用テク

毎日10:00〜15:00(現在、多くの店舗で16:00まで延長実施中)のゴールデンタイムに提供される「ケンタランチ」。実はこれ、平日だけでなく土日祝日も変わらず実施されていることをご存知でしょうか?

通常の「よくばりセット(BOXメニュー)」はいつでも注文できますが、ランチタイム限定のセットをベースに少し工夫するだけで、内容はほぼ同じまま、お財布にさらに優しい「自分だけの最強セット」を作ることができます。

1,000円でお釣りが来る!「自作よくばりセット」のレシピ

私がランチタイムに最も頻繁に利用している、コスパ最強のオーダー方法をご紹介します。ビスケットが付いているBOXメニューだと「量が多すぎる」「カロリーオーバーかも」と感じる方に特におすすめです。

骨なしランチの最適解

ケンタランチのバーガーセットに骨なしケンタッキーを単品追加して、BOXセットより安く済ませる裏技の計算式

  1. ベースを選ぶ:「ケンタランチ バーガーセット(S)」を注文。(お好きなバーガー + ポテトS + ドリンクM)⇒ 価格目安:600円〜700円前後
  2. 骨なしを足す:サイドメニューから「骨なしケンタッキー」を単品で1つ追加。⇒ 価格目安:310円

合計金額:約900円〜1,000円

通常のBOXメニューが1,250円前後であることを考えると、約250円〜300円も安く済みます。「ビスケットは無くていいから、その分安くバーガーとチキンを楽しみたい」という実利派のユーザーにとっては、この組み合わせこそが真の正解と言えるでしょう。

「変更交渉」が不要という隠れたメリット

この注文方法のもう一つの利点は、「セットのチキン変更」という交渉プロセスが不要になることです。

通常のセットだと「骨なしに変更できますか?」と店員さんに確認する必要がありますが、この方法なら最初から「単品の骨なしケンタッキー」として注文するため、断られる心配がありません。モバイルオーダーやセルフレジでも、迷うことなくスムーズに「骨なし構成」を確定させることができるので、小心者の私にとっても非常にありがたいテクニックです。

もちろん、もっと食べたい日はここに追加で「ビスケット」や「チョコパイ」を足してもOK。ランチセットという安価なベースがあるからこそ、罪悪感なくサイドメニューを追加して、自分好みにカスタマイズできるのがケンタランチの醍醐味です。

骨なしパックという選択肢

「今日はバーガー気分じゃない。とにかくチキンだけを心ゆくまで堪能したい!」

そんな衝動に駆られた時、メニューの端っこにひっそりと(時には大々的に)登場する「骨なしチキンパック」系のメニューこそが、私たち骨なし派にとっての最適解です。

これはバーガー類を含まず、「骨なしケンタッキー」「カーネルクリスピー」「ナゲット」といった骨のない商品だけで構成された夢のパックです。手を汚さず、骨のゴミも出ず、ただただ美味しいチキンを口に運び続けることができる…まさにストレスフリーの極致と言えます。

いつ買える?狙い目は「人が集まる時期」

残念ながら、骨なしケンタッキーだけを大量に詰め込んだパックは、通年で常に販売されているわけではありません。しかし、過去の傾向から販売されやすい時期がある程度予測できます。

  • 大型連休:ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィークなど。
  • イベント時期:クリスマス前後、年末年始、ハロウィン。
  • 観戦シーズン:サッカーや野球の国際大会など、テレビを見ながら手軽につまめる需要が高まる時期。

こうしたタイミングでは、「1000円パック」や「1500円パック」といった名称で、通常価格よりも数百円お得な特別セットが登場する確率が非常に高いです。公式サイトやアプリのニュースを見逃さないようにしましょう。

「骨なしケンタッキー」vs「カーネルクリスピー」味の競演

骨なしパックの醍醐味は、同じ「骨なし」でも全く個性の違う2種類のチキンを食べ比べできる点にあります。よく混同されがちですが、この2つは似て非なるものです。

比較項目 骨なしケンタッキー カーネルクリスピー
使用部位 鶏胸肉(一枚肉) 鶏ササミ
味の系統 伝統の11スパイス

(いつものKFCの味)

にんにく醤油風味

(和風テイスト)

衣の食感 しっとり&薄衣 天ぷらのようなサクサク厚衣
食べ応え メインのおかず級 スナック感覚で軽い

「骨なしケンタッキー」でケンタッキーらしいスパイスの刺激を楽しみ、「カーネルクリスピー」のサクサク感とにんにく醤油味で変化をつける。この無限ループが楽しめるのがパックの最大の魅力です。

パックがない時期の「自作セット」テクニック

「今すぐ食べたいのに、お得なパックが売っていない!」という場合は、既存のサイドメニューを組み合わせて「疑似骨なしパック」を錬成しましょう。

おすすめの組み合わせ(シェアにも最適)

  • 骨なしケンタッキー(2〜3ピース)
  • ナゲット(5ピース)
  • ポテトBOX(たっぷりサイズ)

これらを単品で組み合わせれば、公式パックがない時期でも、家族や友人とワイワイつまめる「骨なしパーティ」をいつでも開催できます。特にナゲットは、KFCの中でも隠れた名品(実はかなりスパイスが効いていて美味しい!)なので、ぜひラインナップに加えてみてください。

デリバリー注文時の注意点

「今日は雨だし、家から一歩も出ずにケンタッキーを食べたい…」

そんな時に頼りになるのが、Uber Eatsや出前館、Woltといったデリバリーサービスです。しかし、実はデリバリーでの注文は、店頭やドライブスルーと比べて「骨なしへの変更」の難易度が格段に高いという落とし穴があります。

「届いてみたら骨付きだった…」という悲しい事故を防ぐために、デリバリー特有のルールと回避策をしっかり押さえておきましょう。

アプリの仕様上「変更ボタン」が存在しない

最大の問題点は、デリバリーアプリのUI(操作画面)にあります。

店頭では口頭で「チキンを骨なしに変えて」と言えば済みますが、多くのデリバリーアプリでは、セットメニューを選択した後のオプション画面に「チキンの種類変更」という項目自体が用意されていません。

「備考欄に書けばいいのでは?」と思うかもしれませんが、これは非常にリスクが高い方法です。

備考欄リクエストが危険な理由

  • 見落としのリスク:ランチやディナーのピークタイムは厨房が戦場です。備考欄の小さな文字が見落とされ、デフォルトの骨付きが入ってしまう可能性が高いです。
  • 対応不可の可能性:そもそもデリバリーのシステム上、在庫管理の観点から「メニュー通りの商品しか提供してはいけない」という運用ルールの店舗もあります。その場合、備考欄のリクエストは無視されるか、注文自体がキャンセル扱いになることもあります。

失敗しないための「逆転の発想」

デリバリーで確実に骨なしチキンを食べるための唯一の正解は、「変更しようとしないこと」です。

つまり、デフォルトで骨付きが入っている「よくばりセット(バーガーBOX)」を選んで変更を試みるのではなく、最初から「骨なしケンタッキー」がメインに据えられているメニューを探して注文するのが最も安全です。

デリバリーアプリの画面イメージ。備考欄での指定はNGで、検索機能を使って骨なしセットを探す方法の解説

 

 

  • × 避けるべき:「オリジナルチキンセット」を選んで変更を願う。
  • ○ 選ぶべき:「骨なしケンタッキーセット」や「骨なしチキンパック」として登録されている商品を選ぶ。

アプリ内で「骨なし」と検索するか、メニューカテゴリの「パック・サイド」欄をチェックすると、意外と骨なし専用のセットが見つかります。

店頭価格との「価格差」を理解する

もう一つ覚悟しておかなければならないのが、価格設定の違いです。デリバリー価格は、容器代や手数料が含まれるため、店頭価格よりも約3割〜4割ほど割高に設定されています。

メニュー例 店頭価格目安 デリバリー価格目安 差額
チキンフィレバーガーBOX 約1,150円 約1,500円〜1,600円 +400円前後
骨なしケンタッキー(単品) 約310円 約420円〜450円 +100円前後

これに加えて「配送手数料」と「サービス料(注文額の10%程度)」が加算されるため、最終的な支払額は店頭の1.5倍近くになることも珍しくありません。

少しでも安く抑えたい場合は、アプリごとの「送料無料キャンペーン」「1つ頼むと1つ無料(1buy 1free)」などのクーポン配布時期を狙うのが賢い使い方です。あるいは、KFC公式が実施している「お届けケンタッキー(ネットオーダー)」なら、アプリ経由より手数料が安く済む場合があるので、一度比較してみる価値はありますよ。

自宅で美味しい温め直し方

「テイクアウトして家に着く頃には、衣がしんなり…」「後で食べようと思って冷蔵庫に入れたら、翌日カチカチになっていた」

ケンタッキーの持ち帰りでよくある悲しい光景ですよね。特に「骨なしケンタッキー」に使われている胸肉は、脂肪分が少ないため、加熱しすぎると水分が一気に抜けてしまい、まるでゴムのような食感になりやすいデリケートな部位です。

「面倒だから電子レンジでチン!」だけで済ませていませんか?それは非常にもったいない行為です。少しの手順を加えるだけで、お店で食べるような「衣サクサク・中しっとり」の状態を復活させる、魔法のリヒート術を伝授します。

レンジだけはNG!「ダブル加熱法」の極意

美味しい温め直しのゴールは、「中の肉汁を沸騰させずに温め、外の衣だけを焼く」ことです。これを実現するために、電子レンジとオーブントースターの“いいとこ取り”をします。

失敗しない究極のリヒート手順

電子レンジで中を温め、くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いたトースターで衣を焼く手順の解説図

  1. STEP1:レンジで「芯」を温めるチキンをお皿に移し、ラップをかけずに電子レンジ(500W〜600W)で1ピースあたり30秒〜40秒ほど加熱します。※ここでの目的は「熱々にすること」ではなく、「常温より少し温かい状態に戻すこと」です。やりすぎ厳禁!
  2. STEP2:トースターで「衣」を蘇らせるアルミホイルを一度手で丸めてくしゃくしゃにし、それを広げてトースターの受け皿に敷きます。その上にチキンを乗せ、予熱したトースター(1000W前後)で1分〜2分焼きます。表面からパチパチと音が聞こえ、油が浮き出てきたら完成の合図です。

なぜ「アルミホイルをくしゃくしゃ」にするのか?

このひと手間には、科学的な理由があります。

平らなアルミホイルにチキンを乗せると、チキンから出た余分な油がホイルの上に溜まり、底面の衣が油でベチャッとしてしまいます。しかし、ホイルをシワシワにして凹凸を作ることで、余分な油が溝に落ち、チキンの底面が油に浸かるのを防げるのです。

まるで網焼きにしたような「全方位サクサク」の食感が戻ってくるので、このテクニックは絶対に試していただきたいです。

もし、ビスケットやポテトも一緒に温め直したい場合や、詳しい加熱時間の目安を知りたい方は、ケンタッキーの美味しい温め直し方まとめの記事でも徹底解説しています。冷めたケンタッキーを最強のご馳走に変えるテクニック、ぜひマスターしてください。

ケンタッキーのよくばりセットは骨なしがおすすめ

ここまでご紹介してきた通り、ケンタッキーのよくばりセットは、状況に応じて骨なしケンタッキーに変更して楽しむのが、現代のライフスタイルに合った賢い選択と言えます。

骨なしを選ぶことで得られる、手が汚れない、タイパが良い、ゴミが出ない、罪悪感が少ないという4つのメリット

「手や口周りが汚れない」「スマホを見ながらでも食べやすい」「骨のゴミが出ず後片付けが楽」「カロリーが少し控えめ」といったメリットは、忙しい私たちの日常において非常に大きな価値があります。もちろん、骨付き肉にかぶりつくワイルドな美味しさもケンタッキーの醍醐味ですが、シーンや気分に合わせて「骨なし」という選択肢を持つことで、ケンタッキーをもっと自由にもっと頻繁に楽しめるようになるはずです。

ぜひ次回お店に行った際は、勇気を出してレジで「骨なしに変更できますか?」と聞いてみてください。その快適さと美味しさを一度体験すれば、きっとあなたも「骨なし派」の仲間入りをしてしまうかもしれませんよ!

※記事内の価格やカロリー情報は2025年時点の一般的な目安であり、店舗や地域によって異なる場合があります。正確な情報はケンタッキーフライドチキンの公式サイトや店頭でご確認ください。

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